時計名の「フォルマファンタズマ」とは、オランダを拠点とするデザインユニットの名前。アンドレア・トレマルキ、シモーネ・ファレジンの2人のデザイナーとのコラボモデルは、小さな丸窓からわずかに時・分・秒針の一部を見ることができる非常にユニークなもの。
懐中時計のハーフハンターケースを彷彿とさせる意匠でもあるが、ハーフハンターケースのように蓋が開くようには設計されていない。もともと“時間”を目に見えるようにしたのが、懐中時計や腕時計であるが「フォルマファンタズマ」は、それとはやや異なり、時計とは「“貴重な時”を守るもの」というもの。もともとの腕時計のコンセプトすら覆すような、遊び心にあふれた1本となっている。このユニークなコンセプトを、マットグレーを纏った、ハイテクセラミックのスクエア型モノブロックケース&ブレスレットで、芸術作品ともいえる1本にまで昇華させたのは、“マテリアルの名匠”ラド―ならではである。
デザインユニット「フォルマファンタズマ」のデザイナー、アンドレア・トレマルキ、シモーネ・ファレジンの2人。
ラド― トゥルー スクエア フォルマファンタズマ/自動巻き。ケース38×44.2mm。ハイテクセラミックケース&ブレスレット。最大5気圧防水。最大80時間パワーリザーブ。28万6000円。発売中。
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